はじめに:なぜサブ3は“夢”なのか
ランナーにとって「サブ3(フルマラソン3時間切り)」は、まさに金字塔。誰もが簡単に達成できるものではありません。
そもそも生まれ持った身体能力や時間的余裕、年齢、生活環境など、超えるべき壁は多い。でも、僕にとってサブ3は、「不可能ではないけど、今の自分には確実に届かない場所」にありました。
それでも挑戦したいと思った理由。それはランニングというスポーツが、“普通の人”でも積み上げ次第で奇跡を起こせる世界だから。
ただの市民ランナーでも、努力を重ねれば自分を超えていける。そんな世界に、自分の全てをぶつけてみたいと思ったのです。
そしてもう一つ。僕には「ボストンマラソンに出たい」という夢があります。
その夢への入場券が、まさにこの“サブ3”だったのです。
初マラソンは4時間15分。そして“足が攣る呪い”へ…
僕の初マラソンは夏。無謀にも1km3分45秒で飛び出して、脱水と足攣りでゴールまでフラフラ。タイムは4時間15分ほどでした。
そこから数回の挑戦を経ても、毎回30kmあたりで足が攣ってしまい、初回の記録すら更新できずに2年が過ぎました。
それが変わったのは、2025年の春。自己ベストを1時間更新して3時間13分を達成。
今回も足は攣りました。30km以降は歩きも挟みながら必死に粘った結果でした。でも、初めて「これはいけるかもしれない」と思えたんです。
サブ3への秘訣は「月間400km」の脚作り
次なる一手は、“月間400km”の脚作り。
トレーニングプラン概要(全12週間)
週数 | 目標距離(km) |
---|---|
1週目 | 80 |
2週目 | 88 |
3週目 | 96 |
4週目 | 106 |
5〜10週目 | 100〜110 |
11〜12週目 | 調整期(70〜90) |
とにかく今の自分に必要なのは「脚を作ること」。
長く走っても壊れない脚。それがあれば、スピード練習も質が上がるし、なにより後半に攣らない。
リハビリ期間:基礎をゼロから積み直す
現在、僕は軽い怪我のリハビリ中です。
今すぐ高強度な練習はできないけれど、これは逆に「距離を積み上げる準備期間」として最適だと捉えています。
リハビリ中の目標
- 初週:50km
- 毎週5〜10kmずつ増加
- 8週目で週80km以上を安定的に走れる体をつくる
足攣りとの決別へ:補給と筋持久力の強化
毎回のレースで足を攣るという課題は、「電解質補給」と「筋持久力不足」が原因だと考えています。
補給戦略
- モルテンジェルを7〜8kmごとに補給
- BPNの電解質ドリンクをボトルで携帯
筋持久力向上
- ロング走で2時間〜2時間30分走り続ける体力をつける
- 毎週1本のスピード練習と30km走の習慣化
スピード練習の目標と基準
現在のベストは、
- 10km:37分
- ハーフ:84分
ここから、
- 10km:36分切り
- ハーフ:80分切り
を狙います。
ここを突破できれば、フルで後半垂れても2時間59分台に届くと確信しています。
練習メニューの構成(予定)
曜日 | 練習内容 |
---|---|
月 | 休養 or 低強度ジョグ |
火 | ジョグ(60〜90分) |
水 | スピード練習(インターバルなど) |
木 | 回復ジョグ(40分) |
金 | ジョグ(75分) |
土 | ジョグ or 調整 |
日 | ロング走(25〜30km) |
最後に:この挑戦を通して叶えたいこと
この挑戦は、ただの「目標達成」ではありません。
僕にとっては、人生で一度きりの“自分の限界への挑戦”です。サブ3を達成して、ボストンのスタートラインに立つ。
その未来を想像するだけで、今も胸が熱くなります。
夢に近づくためのこの挑戦を、僕は記録し続けたいと思います。
怪我が治り次第、本格的なトレーニング記録もアップしていきますので、またぜひ読みに来てください。
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